ヤニサシガメ Velinus nodipes (Uhler, 1860)
羽化直後の成虫(画像をクリックすると拡大表示ができます。)

撮影場所: 山口県山口市秋穂二島
撮影日 : 平成16年 4月 23日
この4月より勤務地が変わった。新しい勤務地の裏山にはたくさんのマツがある。この時期はマツの花がたくさん咲いている。その花穂には、ヤニサシガメの幼虫がついている。この時期が丁度羽化時期らしく、たまたま昼休み散策していると、羽化直後のヤニサシガメに出会うことができた。ヨコヅナサシガメが羽化するのと同じように、羽脱した抜け殻の頭は下を向いている。セミやヤゴが頭を上にして止まって羽化する様子を知っているだけに、頭を下に定位して羽化する様子は、どうも違和感を感じさせる。
成虫(画像をクリックすると拡大表示ができます。)
撮影日 : 平成16年 4月 23日
上の羽化の写真を撮影したときに同時に撮った成虫の写真。やはり花穂が好きらしい。花穂の根元でじっとしていた。マツの雄花から落ちるたくさんの花粉が、ヤニサシガメの体にも点々とついている。
撮影日 : 平成14年 5月 3日
アカマツが点在する山の林縁の日だまりに、ちよこんと1個体で止まっていた。春の日だまりには、こうしたヤニサシガメの姿をよく見かける。この時期に、このようして、新しい旅立ちの時を迎えようととしているのだろうか?そういえば、ビロウドサシガメやアカシマサシガメもこの時期にこのような姿を見ることがある。
撮影日 : 平成12年 11月 23日
今日は所用で山口市へ出かけた。博物館の敷地内にあるモミジの紅葉がたいへん美しかった。春日山をしばし散策してみるとアカマツの巨木の幹上にサシガメの幼虫が点々と日光浴をしている。よく見てみると2種類いる。ヤニサシガメ(下)とヨコヅナサシガメ(右上)だ。似ているけど並べてみるとその違いは歴然である。両種ともにこの幼虫の状態で冬越しをする。それにしてもヨコヅナサシガメはどこにでもはびこっている。もはや普通種だ。今回は「虫撮り散策記」にならって画像合成に挑戦してみた。テクニックを伝授してくださった真さんに感謝。